リスニング演習に行き詰まったら
郡山校&宇都宮校の生徒の皆様、こんにちは!
英語科の大澤 秋津(郡山のお土産ならエキソンパイが一番!)です。
上記の写真のパスタも2.2mmの太麺パスタを使用しております。我が家ではこの太麺パスタが現在進行形で大ブーム。きっかけは先日コンビニで見つけた『dancyu』(料理雑誌)のパスタ特集号。‟2.2mmの太麺パスタを指定の茹で時間+2分で茹でるとパスタの美味しさの新境地が開かれる......”みたいなことが書いてあり、「ホントかな?」と早速試したところ……もぅ、暫くは普通の太さのパスタに戻ることは無理です。所謂‟麺食い”(=麺類だ~いすき!)の方、是非一度お試しあれ!
今日は先日のアドバイスで述べたリスニングの演習についての追加アドバイスをお届けします。
夕方~夜にかけての頭が疲れているタイミングを狙って、本番を想定したリスニング演習を行うことの重要性とその具体的な進め方ついてはすでにまとめてありますが、正答率がなかなか上がらない状態、つまり、ちょっと壁を感じている時にはトレーニングのレベルを変えてみることで突破口が開けてくるものです!
センターや試行テストのリスニング演習を行っていて、内容が全然聴き取れなかったり、正答率が低いままだったりするならば、思い切って1~2段階レベルを下げてみることをお勧めします。
具体的には、自宅でのリスニング演習の時間に英検のやさしめの級の過去問にチャレンジしてみることです。
試験内容・過去問 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
※ 各級、最新の過去問が3回分掲載されています。また、注意にあるように飽くまでも個人の学習の範囲内で利用しよう。英検は良問の宝庫です!
リスニングに壁を感じているのならば、英検3級あたりからスタートしてみるといいと思います。多分というか当然、楽に解けると思います。ただ、最初にチャレンジする級が簡単だと感じるのであればパーフェクトを獲るつもりで挑戦しよう!演習後の復習については、センター&思考テストと同様に音読練習まで込みで行ってください。
そこから一つずつ級を上げていって、自分が苦戦する級にぶつかったら、その級と一歩手前のやさしい級を毎日交互に演習することがポイントとなります。
勉強に限らず何事もそうですが、難しいものに挑戦して上達が見込めない時は、‟自分ができていることと、できていないこと”が自分の中で明確にわかっていないものです。レベルを少し落として演習することで「あ、ここまではちゃんとできる」という発見があり、自信を取り戻すことができるのです。そして、その発見を基に初めて「あ、こういうところが自分にはできていない」という気づきが生まれるものです。
このアドバイスは僕自身の体験に基づく(生々しい)ものなので、その分効果を保証します!毎晩、仕事を終えて眠い中、英検1級のリスニング演習を行い、正答率が上がらなくなると準1級の問題に戻って自己分析を徹底的にかけていきました。
……あと、このブログで僕が紹介しているアドバイスは基本的に僕が実践しているorしてきたものだけです。自分ができないorやれないことを生徒に対してやれと言うのは失礼な話なので。
そういえば2年前、宇都宮校でリスニングに伸び悩む生徒の相談をさせていただいたことを思い出しました。今にも泣きそうなくらい本人としては思い詰めていたようですが、先に述べた英検を利用したレベル別調整法を丁寧に説明しました。それでも不安なようだったので「わかった。今日はまず5級からやってみて。絶対に楽勝だから」とアドバイス。最後に「でも、間違っても準1級とか1級はやらなくていいからね」と加えました。
1週間後、ニコニコしながらやってきたその生徒の手には過去問のコピーの束。「先生、3級まではパーフェクトでした!」と嬉しそうに報告してくれました。その後、二人で各級の結果を分析し、準2級⇔2級のサイクルでの演習がその時点で効果的だという結論に達し、今後の学習計画を立てていきました。
1週間前と別人のような表情で報告に来てくれて内心ほっとしました。そして最後に一言、「先生!やっぱり1級って難しいんですね!」。なんと彼女は1週間かけて5級から1級まで全てチャレンジしたそうです。……「やらなくていいから」は芸人に対する‟フリ”ではなかったんだけど。
もちろん、マネしなくていいですよ!そして、これは‟フリで”はありません。絶対に、くれぐれも、決してマネはしないでくださいね!