動画の授業の受け方のアドバイス その①
郡山校&宇都宮校の生徒の皆様、こんにちは!
英語科の大澤 秋津(弱点:しもつかれ)です。
本題に入る前に、郡山校の生徒の皆様のために一言。今回の弱点で紹介されている‟しもつかれ”とは北関東地方の郷土料理なのですが......まぁ、見た目がちょっとアレなのと(というか、そのまんまアレですね。画像検索される方は自己責任でお願いします。当ブログは精神的ダメージに関して一切の責任を負いません)、お味の方もちょっとというかかなり尖ったロックな感じでございまして......僕は苦手です。
wikiにもあるように、本当に‟独特な味や香り、その外見から、好き嫌いが激しく分かれる”もので、子どもの頃に父の実家(群馬県館林市)と母の実家(栃木県宇都宮市)でお正月に連続で出され、それ以来暫くは酒粕関連の食品(西京焼きや甘酒)の類を身体が一切受け付けなくなるという、それはそれは深いダメージを負いました。
以前、カルビーが地元の名物料理とコラボしたポテトチップスを展開した際に、栄光ある栃木県代表の料理が餃子ではなくしもつかれでした。(まぁ、福島の『ポテトチップスクリームボックス味』もどうかしてると思いますが、)『ポテトチップスしもつかれ味』というチョイス、企画会議でブレーキをかける理性的な社員はいなかったのかな?
完全に興味本位で購入し、宇都宮校の生徒たちと(半ば強引に)シェアしたところ、ほとんどの生徒が「思っていたよりも不味くない!」「ちゃんと食べられる!」という感想。どれほど大きなマイナス評価から試食されていたのかがうかがえます。
あと、生徒の一人が「wikiは、‟学校給食にも出る”の後に、そして大量に余るという真実を伝える義務があると思います」と力説していたのが印象的でした。
......で、本題です。先週の土曜日から僕の担当する『英文法・語法X&Y PartⅡ』の授業の録画がスタートし、スタッフの方々の尽力で随時公開されています。『英長文読解X&Y』の方も収録していきたいのですが、授業開始1週間の時点で休校期間に入ったため、まずは英語の基礎である英文法の方を早めに且つしっかりと集中的に固めていく必要性から、もう少しこちらの授業の方の収録を進めていこうと思います。
映像授業は生の授業とは似て非なるものですので、当然、授業のやり方&進め方も映像授業であることを前提に展開しています。生の授業では常に教室全体を見ながら、皆さんの表情や反応からペースをコントロールしたり、板書量を増やしたり、説明の方法を変えたりといろいろと細かな現場での判断を踏まえた上で展開することができるのですが、目の前に生徒のいない映像授業では説明や解説のペースが上がり、均一化しやすいという特徴があります。「通常の授業よりも展開が早いな」とか「密度が濃いかな」と感じるのであれば、それは気のせいではありません。
映像授業の特権の一つは、視聴者である生徒自身がペースをコントロールできるということです。一応、通常の授業時間と同様に収録は基本70分で行っていますが、特に英語に対する苦手意識が強い場合は、視聴を2~3回に分けていただいてもかまいません。無理矢理ついていこうとして途中から集中力が落ちるくらいなら、しっかりと分けて視聴した方が自分のためになります。倍速再生での一気見はどうかな、と。
そして、疑問に感じたり、少しでも分からないことが出てきた場合は、すぐに一時停止をかけて、辞書や文法書で確認することをお勧めします。
僕はNHKのラジオ講座を勉強する時には、完全に自分が納得して気が済むようなやり方で進めています。知らない単語は辞書で串刺し検索し、例文が気に入らなければ別なものを探してテキストに記入し、ネイティブの解説で重要なところはもう一度再生して書き取り、背景知識をネットで調べてまとめたり......常に一時停止ボタンに指をかけた状態で、すぐに引けるように手元に辞書や資料を置いた状態でやっています。15分の番組を聴き終えるのに30分以上かかる時もあります。
よく、‟映像授業では(生徒は)どうしても受動的になる”と言われますが、工夫次第で自分の勉強の一部に映像授業を取り込むことは可能です。自分の理解と納得に合わせて、画面の中の僕を利用するくらいの気持ちで、一英語講師大澤を活用していただければ幸いです。