大澤 秋津 official blog

或る市民ランナーの内省録

動画の授業の受け方のアドバイス その③

駿優予備学校郡山校駿優宇都宮校の生徒の皆様、こんにちは!

英語科大澤 秋津(ハードコアジブリスト:映画ならラピュタ、原作ならナウシカがお気に入り)です。

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視聴につかれたら、適度に休憩を

 動画配信中の授業を受ける上でのアドバイスは、今回で一応一区切り。本日お伝えしたいことは、前回の一時停止ボタンを活用し板書されていない重要な口頭説明を書き起こすことに加えて、要約を試みるということです。講師の説明を鵜呑みにしながら一言一句同じように書き起こすよりも、自分の頭で解釈しながら、自分の言葉で要約する作業を行った方が理解力や定着率は段違いです。

 運動部or文化部を問わず、多くの部活動で練習ノートをつける習慣を実践しているのもこれと同じ理由です。人間は漠然と「今度から注意しよう」と思っているだけではまた同じ失敗を繰り返しますが、しっかりと言語化&文字化すると、次に同じような状況になった際に、前回の反省点がはっきりと意識されるからです。

 また、要約することが前提にある場合、話の内容をリアルタイムでちゃんと理解できなければ当然要約はできないため自然と身が入ります。講師の口頭説明をそのまま書き取る時の何倍も集中力が必要ですが、それだけ真剣な態度で授業に参加できます

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今日のお昼は『みたか食堂』のオムライス

 前回、僕の大学時代の哲学科の先生たちがほとんど板書をしなかったことについて触れましたが、その中でも特に強烈だったのが現代思想のK教授でした。

 授業開始から10分前後遅れて入室後、缶コーヒーと煙草を交互に楽しみながら、一番前に座っている生徒から徴収したルーズリーフで折った箱に灰を入れつつ、雑談を10分ほどされます。 立ち上る煙の先には、当然‟教室内禁煙”の張り紙があるのですが一切お構いなし(注:実話です)。

 その後、参加した学生を唐突に何名か指名し(学生の名前は基本覚えない方だったので「そこの茶髪!」「角の白いセーター!」みたいな感じです)、前回までの授業内容をそれぞれに述べさせ、どういう訳か一番最後に「大澤!」と御指名がかかります。ノートを手掛かりにどうにかこれまでの内容をお伝えすると、そこから教授は腕組みをしたままじっと天井を5分ほど睨みながら瞑想タイムに突入(注:実話です)。

 毎回圧倒されたのは、瞑想後、約50分以上に渡って教授は流れるように見事な講義を展開し、言い間違えや言い直し、訂正や矛盾などは一切ありませんでした(注:実話です)。ずっと教室の上の方の空間を見つめながら論理を構築していく教授。もちろん板書どころか彼がチョークを持ったという記憶すらありません。結構なスピードで話されるので口頭筆記なんてしていたら間に合いません。リアルタイムでお話しされている内容を理解しながら自分の言葉でひたすら書きとめるのが精一杯でした。講義は実質1時間前後でしたが、終わった後はいつも頭が疲れ切っていました。

 数年前、昔の荷物を整理していた時にこの時の講義ノートの一部を発見しました。学問の最前線を離れてだいぶ時間が経っているので、内容はほぼ理解できませんが、この体験を通じて頭の使い方の相当スパルタなトレーニングを積んだという実感は今でも残っていますし、それが財産だと思ってます

 

 僕の授業に限らず、いろいろな場面で要約を試みてください。頭にものすごく負荷がかかりますが、筋肉と同様、我々の思考能力はこちらから腰を据えてそれなりの負荷をかけ続けなければ楽をする方に逃れようとします。……勉強、すなわち勉めて強いるという言葉は、こういった側面も指しています

 

P.S.

 僕も明日から短い連休に入るので、授業の収録は一旦お休みとなります。どうやらほぼ確実に緊急事態宣言が約1カ月前後延長されるようですが、休校期間限定で始めたこのブログについては当初の方針を貫き5月6日まで毎日アップしていこうと思います。

 その後どうするかは……まぁ、当局の正式発表と学校の決定を受けてから検討します。

 それでは再開&再会の日まで、Stay strong!