試験は前日の準備からが勝負! その③
郡山校&宇都宮校の生徒の皆様、こんにちは!
英語科の大澤 秋津(自転車はずっとGIANTのエントリーモデルを愛用)です。
明日の模試の山場となる英語、リーディングは時間配分、リスニングは解答までの流れのリハーサルが鍵となります。
……一応、念のために確認しておくと、明日我々が戦うのは『共通テスト』を想定した模試です。つまり、これまでの‟対センター試験”のノウハウをそのまま適応することは不可能。加えて、最初から共通テストを戦うつもりで受験勉強を進めてきた本科生はいないと思われます。認識しておかなければならないのは、明日の模試はこれまで共通テストタイプの模試を受けたことがある現役高校生の方にやや分がある、ということです。
経験値不足を嘆いても何も解決はしないので、今日、これからできることに最大限フォーカスしていきましょう。
リーディングについては、全6問、すべて読解系の問題を80分で解答することになります。解答時間については、センター英語(筆記)よりも余裕がない、ということを意識した上で対策を立てる必要があります。
明日避けなければならないのは、解答時間不足による未解答の問題を残すこと。そのために今日できることは、試行テスト2回分を見直し、各大問をどのくらいのペースで解答しなければならないかの‟通過タイム”の設定です。実際に‟予想通過タイム”を各大問ごとにメモに書き出した上で、自分が一番苦戦しそうな問題と、その問題を何分までに切り上げなければならないかを、全解答時間80分から割り出します。
このメモは、明日の英語(リーディング)の解答開始直前まで確認しておくことを強くお勧めします。休み時間のラスト5分をペース配分の最終チェックにあてることを心がけてください。
リーディング以上にセンター英語とのギャップが大きいのがリスニング。第1問からメモをとる必要があり、簡単な四則計算などの情報処理が要求されます。
センターリスニングよりも内容理解が問われ、また選択肢も複雑化しています。また、1回しか読まれない問題については予め問題用紙に書かれた情報から‟聴き取りポイント”となる情報を絞りこんでおかなければ、内容を理解しかけた頃には原稿が読み終わっていたりします。
今日、これからやるべきことは試行テストを使っての最終リハーサルです。各設問ごとの放送から解答までの流れ、解答時間の長さ、本放送開始までの約1分の使い方を今日のうちに確認しておけば、明日は対応がぐっと楽になります。
リスニングも入り方が重要です。これも直前の休み時間のラスト5分から、どういった手順で聴き取り解答していくかのイメージトレーニングをしっかり行っておくこと。
くれぐれも、明日はぶっつけ本番&当たって砕けろのノリで挑まないでくださいね。砕けるどころか分子レベルで解体されます。むしろ、これからできる最大限の準備でどのくらい食い下がれるかのデータをしっかりと集め、次につなげていこう!
……とりあえず今日はここまで。今日はこれ以上アップはしませんので、各自、最大限の準備に取りかかってください。
P.S.
明日は『模試の復習の進め方』についてまとめていきます。