大澤 秋津 official blog

或る市民ランナーの内省録

最後の授業映像収録

駿優予備学校郡山校駿優宇都宮校の生徒の皆様、こんにちは!

英語科大澤 秋津(授業映像収録がある日の朝によく聴いていた曲は‟Hammer To Fall/Queen, Live Aid ver”, ‟Uptown Funk/Mark Ronson”, ‟To Be Real/Cheryl Lynn”, ‟Virtual Insanity/Jamiroquai”, ‟Stay Tune/Suchmos” 順不同&敬称略)です。

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昨日の帰宅途中に撮った一枚

  先程、この休校期間中の最後の授業映像収録を無事終えました。来週から再開される僕の各授業の予習範囲は次のようになります。

 

大学受験本科(Ⅰ類)

1.『英文法・語法X PartⅡ』→第4講(p.45~) 

2.『英長文読解X』→第2講(p.19~)

 

大学受験本科(Ⅱ類)

1.『英文法・語法Y PartⅡ』→第4講(p.47~) 

2.『英長文読解Y』→第2講(p.21~)

 

高校生3年生コース

『難関大英語』→第2講(p.19~)

※高校生コースの受講生へ

 僕が抱えている授業の性質と優先順位の関係から『難関大英語』の授業映像収録及び配信が遅れたことをお詫びいたします。代わりにと言ってはなんですが、本来は授業調整日(=休講)だった29日(金)に補講(=生の授業)をやらせていただきます

 

 

 

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特別聴講生は今日が最後の授業

 先日、六代目三遊亭円楽師匠伊集院光さんが(......この二人が師弟関係というは今でも信じられない)ラジオ番組の対談で、笑点無観客収録の難しさについてお話されていました。このレベルの方たちであってもやはり難しいものなのか、と再認識。

 以前、映像の授業と生のそれは似て非なるものと言及しました。教育実習の時、有名講師の映像授業の手法をコピーしてそのまま教室内で展開する模擬授業をやっちゃった実習生が、反省会で実力派の先生から「自分に酔うな!」と注意されていました(案の上、彼は塾講のバイト経験者)。一方、映像収録にもかかわらずそのための技術を持ち合わせずに普段通りの進行をしてしまい、内容が正しく視聴者に届けられないケースも残念ですが少なくありません。

 似て非なるものである以上、教える側はその違いを自覚した上でそれぞれの教壇に立つ必要があります。たとえば姿勢一つとっても全く違います。具体的に言うと(……というか今日は企業秘密や営業努力のいくつかに触れなければ話が進まないので、この記事は最終回の後速攻で消したい)足の開き方つま先の方向重心の取り方身体の開き方などほぼすべてが変わってきます。板書をした後の反転のスピードまで変わるし、変える必然性がある。そもそも映像授業では教卓の後ろが定位置ではなくなります

 ラジオ番組だと何も喋らずに3秒以上無音状態が続いた場合‟放送事故”として懲罰や始末書の対象になるそうですが、映像授業においては同じ姿勢のまま直立不動で口頭のみの説明を10秒以上続けてしまうと放送事故と同義です。それをやったが最後、視聴者は飽き始め、挽回は不可能になってしまいます。

 また、映像授業の難しさは生の授業以上にNGとなる物事が多いことにあります。特別な意図がなければ腕組み腰に手を添えること、教卓に両腕を立てた前傾姿勢視聴者との間に不要な(心理的)距離作るため厳禁です。

 僕も教育実習中、「黒板に向かって話すな」というアドバイスは耳にしましたが、これは飽くまでも原則であって、解説の流れを切るべきでない場合は意図的に覚悟をもって無視していくルールです。ただ、その判断基準が映像とライブとでは全く異なってきます。あと、当然ですが板書量も変えるべき対象。

 多くの生徒がスマホの画面で授業を見ることを前提に想像力も要求されます。教室では視線を上方に向けていた生徒が、今度は下を見るということから、視聴者の立場にたって視線や口調を調整する必要があります。今のイヤホンは安物でも性能がいいので普段の可聴域以上の音が拾われます。BGMは生徒にとってストレスフル以外の何物でもありません。

 もしも活躍の場が映像授業のみに限られるのであれば、僕ならまず髪形を変えます。表情がより重要になる以上、前髪は邪魔。眼鏡もかけない。服装はシックに3色以内でまとめます(もちろん注目色を避けて)。そして、人間は一人で話し続けると必ず無意識のうちにペースが上がるので、それを意識するために無音のメトロノームを設置します(前述の曲は単にテンションを上げる以上に、ペースをコントロールすることを意識づけ、身体で覚えるために聴いていました)。

 

 映像と生の授業は似て非なるものですが、両立は不可能ではないと僕は考えています。この休校期間中は、微妙なバランスをとりつつ、その僅かな可能性にどうアプローチするか、試行錯誤と挑戦の毎日でとても勉強になりました。この過程で得たノウハウを、今度は来週からの生の授業にフィードバックしていきます

 勘のいい人はもう気づいていると思いますが、今回、‟特別聴講生”はネタではなく、僕の授業のクオリティ向上に大いに貢献してくれました。映像授業の‟難所”の一つは、板書からの戻り方です。生徒も人間もいない以上、その都度カメラを探してしまいがちですが、この手惑いこそが自滅の元凶。

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今日のお昼は『みたか食堂』のチャーハン

 

 ……収録のある日のお昼は、なぜか高確率で『みたか食堂』のテイクアウトでした。またお店で食べられる日がそう遠くないことを祈っています。