大澤 秋津 official blog

或る市民ランナーの内省録

開催!秋の大会参加Tシャツさようならフェスタの巻

 全国推定5千万人(※適当)の市民ランナーの皆様、こんにちは!今年も恒例の『ビミョーな大会参加Tシャツ廃棄どんどん祭り』(タイトルと違うのは多分気のせい)の時期となりました。

 ……ベテラン市民ランナーの皆様はすでにタイトルを読まれた段階で御理解されていると思われますが、一応この奇祭の主旨を実行委員会から解説させていただきます。

 市民ランナーとして大会にエントリーするともらえる参加記念Tシャツ。ミズノやニューバランスアンダーアーマーなど一流スポーツメーカー製なので機能性は問題ないのですが……色彩とデザイン前衛的と言いますかサイケデリック(?)な感じのものが多く、(僕を含めた)保守的な市民ランナーの多くは最先端の更に斜め右を行くファッション性についていく気にもなれず、一度も袖を通すことなく暫くはタンスやクローゼットの奥深くに‟思い出の品”として眠る次第。こうして蓄積された未着用のTシャツの数々を衣替えや部屋のお掃除の際に見つけて思うのです。「……もぅ、捨てよう」と。

 別に断捨離とかミニマリズムとかそういう‟(自称)意識高い系”の生態には興味はありません。でも、ただお別れするのではなく写真にコメントを添えることが最大の供養ではないか、という気持ちで今回何か書いてみようと思いました。

 ……あと、先日書店で村上春樹氏の『村上T 僕の愛したTシャツたち』というオサレな本を見かけたので、僕はその180度逆の方向性を目指そうと決意しました。

 

 一応、念のために記しておきます。大会参加Tシャツに対するコメントは超絶個人的な感想であり、また、大会そのもののクオリティーとは一切関係はありません!

 

 それでは今回のオープニング・アクトを務める名誉ある1枚に御登場いただきましょう!

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もぅビビッドとかいうレベルじゃない

 2018年のシックな黒の参加T(あれはそこそこ良かったかも)から何をどう間違えてこうなったのかと言わんばかりの目にも痛い強烈な色彩!郡山シティマラソン運営面が年々しっかりと改善されているのですが、Tシャツは逆ベクトル……。

 何よりも見る者の哀愁を誘うのが、中央に位置しながらも中途半端な存在感を申し訳なさそうに醸し出す‟がくとくん”!ゆるキャラはむしろ開き直って堂々としていただかないと着用する側は救われません。

 真面目な話、ミズノ製で吸汗&発汗、通気性や肌触りなどの機能面は申し分ないだけに残念でした。

 

 続く第2弾も参加Tにはあまり見られないカラー・チョイスのこの1枚!

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封筒から出した瞬間「嘘だろ⁉」と思いました。

 僕の市民ランナーデビューとなった円谷幸吉メモリアルマラソン大会は、特に思い入れが強いだけにその落差も大きいものとなりました。そのデビューとなった2017年verは、今でも大切に着用している落ち着きのある逸品だったので期待値が高かったのかもしれません。

 ちなみに台風19号で中止となった2019年verも鮮やかなブルーに同じ様なランナーのシルエット(こちらは一応キープですが)。……2017年以前のデザインに戻らないかなぁ。

 

 そして3枚目はインパクトにやや欠けるこの1枚!

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何かが足りないんだ……何かが

 デザインは好きなのですが、この色と文字色の組み合せで損をしているような気がします。ここまでの3枚に共通して言えることですが、暖色系のランニングTシャツはコーディネートのハードルが高い、ということです。

 

 さて、ラストを飾るのは最後まで‟キープ”or‟さようなら”を迷ったこの1枚!

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裏が無地だったら……

 前面のデザインと配色は問題なく、むしろいただいたTシャツの中でもトップレベ。ただ、裏が少々うるさ過ぎる気が。せめて下のフラガールが黒で、スポンサーのロゴがネックと袖のどちらか1つだったら。とても惜しい1枚です。

 

 最後に少しだけ真面目な感想を。今回さようならをする参加Tシャツの3枚目は昨年の台風19号、4枚目は積雪による路面状況のために中止となった‟幻の大会”のものです。コロナ禍のため日本全国のほとんど全ての大会が中止となった今年度は、恐らく参加Tの制作すら行われていないと思われます。

 1日でも早く大会が再開し、またいつか『第2回 参加Tシャツさようならフェスタ』と題したくだらない記事を書けるような日が来ることを切に願っています。