2020年を締め括るにあたって
今年4月の非常事態宣言の拡大に伴う休校期間中の特別企画として、生徒への学習&生活アドバイスを毎日発信するという意図からスタートした本ブログ。解除後は執筆者本人ですら方向性がなんだかよくわからない状態になっていますが、とりあえず締めるべきとこは締めようという訳で、これが2020年最後の記事となります。
思い起こせば2011年の大晦日もお仕事でした(しかも夜9時まで授業)。でも、東日本大震災や福島第一原発事故の直後、「2012年はないかもしれない」という事態も容易に想像できたので、「2012年を迎えることができる」ということが、ただそれだけで嬉しかったことは今でも忘れません。
今日もそれとほぼ同じ気持ちで学校に向かいました。こんな状況下でも、ちゃんと仕事があること。しかも自分の好きなことを生計にできていること。且つ、その仕事が(恐らく)誰かのためになっていること。最高だな、そして感謝しかないな、と改めて思いました。
2020年はそんな‟仕事に対する恩返し”の気持ちを特に強く意識し、授業やその他のお仕事に取り組んだ一年だったと思います。休校期間中、僕のなかに芽生えた‟教育を止めるな”と‟Stay Strong”の理念がその根底にあります。
今回の状況は万人に対し、その人間性を試し、暴く機会となった側面は否めず、様々な‟ブレてしまった人”や‟ブレない人”を目の当たりにしながら、できるだけ後者でありたいと、今でもその道を模索しています。
この両者を分かつものが仮にあるのならば、それは、利他的な生きがいを持って日々を生きているかどうか、なのでは。
やるべき本分があり、そしてそれを支えてくださる方々がいて、ついてきてくれる生徒がいる......これら全てが、僕を正しい方向へと導いていると最近特に思います。
事態が少しでも良くなることを祈りつつ、せめて自分の力でコントロールできる部分に関しては、力づくでも良い方向へと向けていく気持ちで2021年もブレずに本分を全うしたい所存です。