大澤 秋津 official blog

或る市民ランナーの内省録

試験当日の休み時間の活用法

郡山校宇都宮校の生徒の皆様、こんにちは!

英語科大澤 秋津です。

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NY州郊外の奇祭より(Renaissance Festivalとはいうものの、どこらへんがルネッサンスなんだかよくわからない......)

 

 今回は、試験当日の休み時間の過ごし方についていくつかアドバイスさせていただきます。

 

 ポイントは以下の3点!

  1. 念のため、トイレにはまめに足を運んでおく!
  2. 終わった科目の出来は気にせず、次の科目にフォーカスする!
  3. 脳をしっかり休めてから、開始5分前にウォーミングアップ!

 

 

1.念のため、トイレにはまめに足を運んでおく!

 

 僕の英検やマラソン大会の会場入りはいつもやや早めでした。トイレの位置を確認するためです。また、混雑特に備え近いところから第1~3トイレまで自分なりに設定・チェックしておくことで、ちょっとだけ安心感を得るためです。

 英検の二次面接開始前はとにかくやたら緊張したので、身体を少しでも動かしてリラックスしようと‟ATTE:エアー・トイレ・ツアー・エクササイズ(=用もないのにとりあえずトイレまで行って帰ってくる一種の徘徊行為)”を敢行しました。あれは結構効果的だったかも(※ATTEは僕の造語です。試験に出ません)。

 逆に苦い経験は2018年の円谷メモリアルマラソン。トイレ渋滞のせいで、慌ててスタート地点まで駆けて行って、そのままスタートという始末(それでも自己ベストは更新できましたが)。まぁ、あれはあれで一種のウォーミング・アップを兼ねていたのかも。

 

 

2.終わった科目の出来は気にせず、次の科目にフォーカスする!

 

 回収された解答用紙を手直しすることはできません。そして、終了した科目のことをあれこれ悔やんだり、直後に答え合わせをしたところで1点も変わりません。明日、心がけていただきたいのは、次の1点を上げるために出来る限りの手を打つことです。

 ここで厄介なのは、どこの受験会場にも必ず数匹は紛れ込んでしまうアマチュア受験生の存在。「もう終わった......」とか「あの問題って~だったの?」とか「けっこうできたかも!」とか口に出しちゃう精神年齢(及び人間性)の低い記念受験組のお子様たちです。非常に腹立たしい存在ではありますが、我々はプロフェッショナル。ここは一つ「奴らを裁くのは自分じゃない」と自分に言い聞かせ、foolはcoolにthroughです(←おっ、なんかラップっぽいぞ!)。

 次の科目にフォーカスするコツとしては、今日のうちに休み時間ラスト5~10分で頭に叩き込んでおく限定的な知識・情報を準備しておくこと(ex.日本史だったら近現代の歴代首相などの局所的暗記項目)。高校の苦手科目の定期考査直前の悪あがきみたいに最後まで粘って覚えたところが案外、本当に出たりするものです(※経験者は語る)。

 

 これと同じ理由で、2日目も戦う場合、1日目の夜に避けるべきは自己採点。途中経過が分かったところで、次の日に受験する科目の得点には影響しない以上、やるだけ無意味

 また、最初の共通テストなのでいくつかの科目で平均点の乱高下が発生することも予想されますが、そんなのは受験が終了してから判明することです。全科目絶好調で解答なんてありえない以上、手応えがいまいちの科目があっても、また、思ったよりもいい感じで解答できた科目があっても、全科目終了までは次の科目に意識を向け、目の前の一問を落ち着いて解くことに全身全霊をかけるべきです。

 

 

3.脳をしっかり休めてから、開始5~10分前にウォーミングアップ!

 

 国語→英語(リーディング)までは50分、英語(リーディング)→英語(リスニング)までは40分の休み時間があります。休み時間の最優先事項はトイレですが、我々が次に相手するのは外国語なので、一度脳をしっかり休めておくことをお勧めします。

 明日は比較的暖かいので、可能であれば遠くの景色をぼーっと見ながら外の空気を吸って脳に酸素を供給しましょう。脳は酸素と糖分をバカみたいに消費するモンスター・エンジンです。

 英語は1日目の後半戦。集中力を最後まで維持するために、バナナ、チョコレート、カロリーメイト、栄養ドリンクなど、脳への栄養補給も忘れずに。

 

 脳をいったん休ませた後は、英語モードへの切り替え作業が不可欠。我々にとって英語は外国語。無策で臨めば、英文や英語の音声に慣れ始まった頃には試合終了です。慣れる作業は開始5~10分前に済ませておくのがプロの受験生(※10分以上かけると、今度は本番中にスタミナ切れするので注意)。

 具体的には、リーディング&リスニング共に、試行テストの問題&音声を、一段落だけゆっくり読み直す&イヤホンで一問だけ聞き直すこと。直前で確認する問題は今日のうちに決めておきましょう。ウォーミングアップなので、新しい問題をそこで解き始めるのは無意味です。

 「やぃやぃ、てめえらども!筆記用具以外はとっととしまいやがれってんだ!」(※多分、明日はこんな口調の試験管はいないと思われますが)の指示後は、自分が最初に解く問題の入り方を、注意すべきポイントを心の中で確認してください。運動部経験者なら、最初のプレイで誰にまずパスをするのか、文化部ならば自分のパートの最初の音のタッチをどうするのか、それと同じ確認作業です。

 

 ......また、明日の日中は普段よりも少し暖かくなるみたいです。今一度、受験会場の天気予報と気温を確認し、肝心の試験中にぼーっとせぬよう、準備は怠りなく!

 

 

 

 今回の記事は、予約投稿の機能を使用しているのでアップされるのは夕方の6時です。ここからは、準備が明日のパフォーマンスを左右する時間帯

 そして、得点につながる可能性は小数点以下であって最後まで手放さないのがプロの受験生

 

 それでは、明日の健闘を祈ってます!