世界に広めたい!常夜鍋の魅力の巻
数ある美味しい鍋料理の中でも大澤家のお気に入りは『常夜鍋(じょうやなべ)』……なのですが、どうもそれほど世間一般に知られていないようなので、今回はその魅力を御紹介させていただきたく思います。
要は、豚肉とほうれん草のさっぱりした鍋料理で、毎日でも食べ飽きないシンプル且つ奥深い味わいが『常夜鍋』と呼ばれる所以です。まずは添付しましたwikiで大まかなイメージをつかんでいただければと思います。
子どもの頃から慣れ親しんだこの常夜鍋。紹介した知人&友人は皆すべからく激ハマりです。以下に個人的ワンポイント・アドバイスを述べていきます。
大澤家で使うメインの食材&下準備は、
- 豚肉(火の通りやすい薄いものを。部位はお好みでかまいませんが、半分は薄いしゃぶしゃぶ用の豚バラが入った方がいいです。際立つ豚の脂の甘さを是非ご堪能ください)
- ほうれん草(事前に30~45秒熱湯で下茹でしたら、すぐに流水にさらして冷やす。その後、おひたしの要領でよく水を切ってから切り分けておきましょう)
- 冷凍した椎茸(普通の椎茸で十分です。冷凍することで味に深みとコクが生まれます!)
- 大根おろし(子どもの頃、鬼おろしで大根をおろすのが何故か僕の役割でした。それはともかく、別に鬼おろしでなくても問題はありません)
作り方は各家庭によって多少異なるようですが、僕はまず土鍋に水を張って昆布を2~3枚投入して暫く放置するスタイルで出汁をとります。別に土鍋にこだわる必要はありません。飽くまで僕個人の趣味と美学。
3~5時間放置したら火にかけ、豚肉の脂臭さを消すために薄切りの生姜を1~2切れ投入し、煮立つ前に昆布は取り出します。
次にお好みの大きさに切った椎茸を解凍せずにそのまま投入。その後で日本酒or調理酒を一回し入れ、煮立ったら火を止めて、いよいよ豚肉の投入となります!火が通り過ぎると肉が硬くなってしまうので余熱で火を入れるくらいのつもりで。
鍋を食卓に移したら、ほうれん草を散らしていただきましょう!ポン酢で食される御家庭が多いようですが、お勧めしたいのは昆布だしのめんつゆ&大根おろし。めんつゆは水orお湯で希釈せず、たっぷりの大根おろしとその水分でお好みの濃さに調整してみて下さい。
一年中楽しめる常夜鍋。特に冬はほうれん草の甘みが格段に違います。新鮮な旬のほうれん草が入手できる今のうちに、是非一度お試しを!