第2回 初秋のワクワクちん接種レポ
……‟ワクワク”なんて言葉を半ば強引にタイトルにねじ込むことで、少しでも接種に前向きな気持ちで挑もうという作戦(注:自己欺瞞とも言う)でしたが、流石に悪名高き2回目の接種を前に、ちょっぴり不安になりました。
体内年齢=実年齢-約10歳の、特に代謝値が良好な成人男性(ただし被験者には末期中二病の疑いあり)のデータが、これからワクチン接種を控えている皆様の参考になれば幸いです。
接種の前々日、万が一の場合を想定しての非常用食品の買い足しでレトルトのお粥の所在を尋ねたところ、僕よりもやや先輩の女性スタッフが「……2回目は地獄よ」と素敵なアドバイスをしてくださいました(そして、その時は目が笑っていませんでした)。
聞くところによると彼女の場合、2回目の摂取後2~3日はお仕事を休まざるを得なかったそうです。最後には笑顔で励ましていただきましたが......最初の一言のインパクトを上書きするには至らず。
前日からしっかり食事をして、こまめな水分補給を心掛ける作戦は前回と同様。
接種当日
朝9時に前回同様、近所のお医者様のところで一発キメて以降、特に違和感はありませんでした。強いて言えば1回目よりも打った箇所が重くなって痛むまでのスピードが早かった気がします。なんとなくダルさもあったのですが、これは前日の疲れとも思えました。
終始こまめにポカリを飲んでいたおかげか、午後になっても特になんともなかったので、夜、英会話教室へ。様子を心配された先生に‟This time, I didn't cry. So I got a candy! ”と適当な事を言っていたら受付の方が真に受けてしまい、慌てて先生が「いつものジョークだから」とフォローに入られるアクシデントを引き起こすくらいには元気でした。
この日はなんと開始20分まで講師の先生2人(共にネイティブ・スピーカー)に対して生徒は僕一人という圧倒的な数的不利の状況でしたが、特に頭もぼーっとせずにレッスンは終了。
就寝前、少し頭が重くなってきたような気もしたのですが「まぁ、大したことなさそうだし、明日は普通に出勤できそう」と思っていました。
接種翌日
翌朝、目覚ましが鳴る前に、頭痛、倦怠感、悪寒、関節痛のによる豪華な四重奏(※カルテット、とお読みください)により起こされる……というか、寝ていられなくなる事態に!
罵声と怒号が飛び交う脳内会議での度重なる審議の結果、欠勤の連絡を入れてからは‟とにかく寝てやり過ごす作戦”に打って出ることにしました。熱は38度までは行かなかったものの頭は重く、そして平成一桁代に生産されてなお現役バリバリで酷使されるエアコンの如く体温調整機能がぶっ壊れた感がありました。
特に午前中に一度、猛烈な悪寒に襲われた際は体中の痛みもあって、布団の中で震えながら「2回目が地獄ならば、今いるのは何丁目辺りなのだろう?」と自問自答。‟やり過ごす”というよりも‟耐え忍ぶ”ような時間帯がお昼過ぎまで続きました。
また、2回目の接種の後、僕も家人も腕の痛みよりも関節痛に悩まされましたが、どういう訳か両者共に特に右足の甲が痛みました。別にサッカーをやっていた訳でもなく、前日に台風直下の沖縄で荒海に向かってシュート練習をしていた訳でも、重量3倍のブラックボールを使用した特殊トレーニングをしていた訳でもありません。何故だろう?
午後になりようやく起き上がれるようになり、食事と水分をしっかりとって、後は頭にアイスノンを巻いたまま本を読んで過ごしました。
夜になって、急にもろもろのバッド・ステータスがすっと引いた感じがありました。「多分、峠は越えたのだろう」という感じがはっきりとあったのですが、午前中の苦しみとのコントラストがあまりにも極端だったので、ちょっと信じられませんでした。
…...書いていて今思い出したのですが、そういえばこの日は誕生日でした。
そして、その後
接種から2日目には出勤できましたが、まだ体も頭もキレていない感じがあり、つくづく授業が入っていないタイミングでの接種で助かったと思いました。
3日目、まだ少しダルい感じが残るも8割くらいには回復。そして4日目、ほぼ回復したと思えたので軽く3km弱をゆっくりジョギング。
おかげさまでそれ以降、特に異常は感じられずに現在に至っております。
これから接種を控えている方は不安もあると思いますが、まずはポカリや非常食、解熱剤、アイスノンや冷えピタなどの準備を整えて臨んでいただければと思います。
ワクチンで全てが解決する訳ではありませんが、わずかな一歩でも前進しようとする皆様の御健闘をお祈りしています!