大澤 秋津 official blog

或る市民ランナーの内省録

開幕直前! B2リーグ 2023-2024 順位予想

 明日10月5日(木)より、いよいよ開幕するBリーグの新シーズン! 2023-2024シーズンは、①映画『THE FIRST SLAM DUNK』の記録的ロングランを追い風に、②W杯でのAKATSUKI JAPAN漫画をも超えるような奇跡的な大躍進に加え、③例年以上に活発な移籍市場により特にB1でのパワーバランスが群雄割拠状態となったことで、前例のない国内リーグのバスケブーム到来を予感させるシーズンです!

 今回は、我らが福島ファイヤーボンズ属するB2リーグの順位予想を行なっていきたいと思います。ちなみに僕のB2の順位予想は今回で3回目。昨シーズンの予想はかなりの的中率でした。これはボンズを熱狂的に応援しつつも、補強も改善もされないままの弱点(①ポジション編成の偏り日本人Fの不在、②オフェンス停滞時の打開策がほぼ皆無、③接戦に勝ち切れないチーム体質)を客観的に把握できていたことが要因だったと思います。

 いよいよ迎える新シーズンです……が、今回の順位予想ははっきり言って自信がありません(涙)。B2リーグ全14チーム中、最も予想が難しい(というかほぼ不可能)だったのは、他ならぬ福島ファイヤーボンズ

 理由(←言い訳とも言う)は以下の3点。

  1. 12名ロスターのうち、昨シーズンからのメンバーは4名、対して新加入の選手が8名(内、外国籍2名はBリーグ初挑戦)
  2. 若手の日本人選手たちがプレータイムをしっかりもらえた場合、どのくらいやれるのか&どのくらい成長できるのかが未知数
  3. チーム初の外国人指揮官の手腕や如何に?

 以上を踏まえると「今シーズンの順位予想はパスしちゃおうかな?」という気持ちもあったのですが、NBAファン歴28年Bリーグ観戦歴4年目(&バスケ経験ゼロ)の素人なりに、一部独断と偏見に基づきつつ分析していこう思います。

 

B2 東地区 2023-2024 順位予想

  1. 越谷(B2優勝&B1昇格)
  2. A千葉
  3. 福島
  4. 新潟(WCでPO出場)
  5. 山形
  6. 岩手
  7. 青森(B3降格)

 下馬評ではA千葉を優勝候補&B1昇格筆頭と考える方も少なくないようですが、僕は越谷を推します!昨シーズンもベテラン&若手、日本人&外国籍選手のバランスが取れたチーム編成でしたが、今年は笹倉選手LJ.ピーク選手喜多川選手井上選手B1から加入し、ベンチメンバーも含め実質穴のないラインナップが完成したと思います。何よりも大きいのが宇都宮をB1王者へと導いた安齋HCの存在(しかもピーク選手&喜多川選手は宇都宮時代の教え子)。

 完全に未知数の福島ですが、不確定要素=可能性として全てプラス査定したとしても、越谷とA千葉の完成度、及びチーム、クラブ、ブースターを含めた勝者のメンタリティが(悔しいけれどやっぱり)上、と判断し3位としました。逆に言えば、福島はチームやクラブだけでなく、応援するブースターも含めて「勝てなくても和気藹々とした地元チーム」から「結果を残せるプロチーム」への意識改革が不可欠。本当にB1へ昇格できるだけの実績を築けるのか、それとも一部の県民に愛さる万年プレーオフ狙いのチームのままなのかを決定するシーズンになる、と僕は考えています。

 福島同様に大幅にメンバーを入れ替えてきた新潟ですが、チーム形成に失敗した場合、大崩れする可能性も。昨シーズンでのB1での経験値を加味して4位と予想しました。

 東地区の5〜7位は僅差ながら日本人選手のレベルには大差がないため、①外国籍選手の総合戦力と、②昨シーズンからシーズンオフまでのチームの勢いと補強の成果の2点を踏まえ、この予想となりました。

 

B2 西地区 2023-2024 順位予想

  1. 滋賀(B1昇格)
  2. 神戸
  3. 熊本
  4. 福岡(WCでPOへ)
  5. 静岡
  6. 愛媛
  7. 奈良(B3降格)

 西地区の上位予想も難しかったのですが、B1復帰を本気で考えている補強を行った滋賀を1位としました。ただし、昨シーズンプレイオフ台風の目となった神戸(昨シーズンは西宮)は日本人選手がほぼ残り、加えて外国籍選手のスカウトにも定評のある森山HCが引き続き指揮をとるため、チームの総合力と完成度で最終的に滋賀を上回る可能性は十分にあると思われます。

 3〜5位も僅差ですが、静岡はB3からの昇格の勢いに加え、B2でしっかり戦うための現実的且つ堅実な補強を敢行したことで、最終的には3位まで順位を上げる可能性もあると思います。

 

 最後に。僕の応援する福島ファイヤーボンズはシーズンオフに大改革を行い、ほぼ原形を留めない新チームとして新シーズンに挑むことになります。チームの事実上の解体については思うこともたくさんあります。正直、今年のチームには僕が応援を始めた2019-2020シーズンからの連続性をほとんど感じられません。個人的に一番好きだったのは2021-2022のチームでした。あの体制のままB1に行ければ良かったのですが、勝てるようになってきたことで昇格するための大きな壁が見えたシーズンだったと思います。一方、前述の弱点とそれらに対する無策から、昨シーズンは開幕前からほぼ一切期待できないままに中途半端な結果に終わってしまいました。今シーズンは未知数故の不安もありますが、これまでの問題点を克服するための準備は整ったと思います。地元のプロスポーツチームの躍進をきっかけに、故郷が少しでも良い方向へと動き出すことも願いつつ、今年も全力で応援していこうと思います!