大澤 秋津 official blog

或る市民ランナーの内省録

2022-2023 B2:RSの振り返り&PO予想

 今回は、①今シーズンのB2リーグのレギュラーシーズンを大まかに振り返り、②本日(5月5日)より始まる『日本生命 B.LEAGUE B2 PLAYOFFS 2022-23』についての予想を、例の如く個人的見解(独断と偏見とも言う)に基づき展開していきたいと思います。

 

 まずはレギュラーシーズンの振り返りから。今シーズン開幕前の僕の予想と現実の結果を比較すると……

 

東地区(予想→結果)

1位 越谷(昇格)  →  A千葉

2位 A千葉(昇格)→  越谷

3位 西宮                 →  西宮

4位 福島(WC)    →  福島(WC)

5位 山形     →  青森(WC)

6位 青森     →  山形

7位 東京Z(降格) →  東京Z(降格)

 

 東地区に関しては、1位と2位&5位と6位が共に2ゲーム差で予想とは逆の結果となりましたが、素人の予想としてはなかなかの的中率、と自画自賛(笑)。

 破竹の勢いでB3を駆け上がってきたA千葉は、失礼ながら当初B2とのレベル差に多少苦戦すると予想していたのですが、レギュラーシーズンを通して勝負所でも動じずに接戦をものにする強豪レベルにチーム全体で進化した、という印象です。

 越谷については、各ポジションの層の厚みに加え、ベテランと若手のバランスが最も良いチームだと思いました。プレイオフでは、ベテランの勝負強さと若手の爆発力がどのような化学反応をもたらすか、個人的に一番注目しているチームです。

 西宮については、シーズンを通してなかなか戦力が整わない中、最後の最後に3位にまで順位を上げてきた森山HCの手腕に改めて脱帽です。福島の黎明期、限られた戦力を最大限活用して善戦してきた実績は、やはり本物でした。

 大型補強で下馬評の高かった福島は、開幕前に1位と予想する専門家の方もいらっしゃいましたが、とても残念なことに僕の悪い予想がほぼ全て的中した形となりました。多くは語りませんが、

  1. そもそもポジション編成が問題(特に日本人Fの実質的不在
  2. B2強豪でも主力になってきた機動力とフィジカルを兼ねた選手の不在
  3. シーズンを通してオフェンスの構築に失敗(得点が停滞する時間帯が多い)

 という問題点を、60試合を通して修正できないまま突入するプレイオフ。短期決戦でこれらが劇的に改善するかというと、それはちょっと….…。

 

西地区(予想→結果)

1位 長崎                    → 佐賀

2位 佐賀                    → 長崎

3位 熊本                    → 熊本

4位 香川(WC)       → 愛媛

5位 愛媛          →  福岡

6位 福岡          →  奈良

7位 奈良(B3降格) →  香川(降格)

 

 西地区についても、1位と2位が2ゲーム差で予想とは逆の結果でしたが、一番予想外だったのは香川の降格でした。昨シーズンのプレイオフの悔しさをバネにきっと這い上がってくるチームだと思っていたのですが。

 1位の佐賀については、シーズン終盤にかけてエースのガルシア選手を欠いた中で、むしろチームが更にステップアップしたという印象。

 2位の長崎は、レイオフで確実にもう一段階ギアを上げてくるようなタフな選手が多いこと、特にギブズ選手の経験値がどのように反映されていくのかが楽しみです。

 主力が大幅に入れ替わった熊本ですが、それでも3位につけてくるのは遠山HCの采配にもよるところが大きいと思われます。

 

そして、いよいよ始まるプレイオフですが……

B.LEAGUE公式HPより

準々決勝

  • A千葉(2)ー 青森(0)
  • 長崎 (2)ー 熊本(0)
  • 越谷 (2)ー 西宮(0)
  • 佐賀 (2)ー 福島(0)

 このシリーズは順当にホームチームのスウィープ。それくらいにアウェイチームとの戦力差は大きいものですが、波乱があるとすれば西宮に一矢報いる可能性が。

 福島が佐賀に対して唯一優位に立てるのは、エチェニケ選手&ハレルソン選手のインサイドなのですが、昨シーズンB1優勝を経験しているフィーラー選手が黙っているとは思えません

 また、ガルシア選手を止めるための有効手段が高橋選手の起用時間を増やくらいしか選択肢がなく、その場合オフェンスが停滞or機能不全に陥るので、ロースコア・ゲームに持ち込むしかないのですが、そうなると審判団の笛の吹き方への対応がチームとしてお世辞にも上手とは思えなかったレギュラーシーズンの様にジャッジまで敵に回しファウルが累積し、例の如く第3Q辺りから自らのターンオーバーなどミスを連発して一気に崩される展開が予想されます。

 冷静な分析と予想はこのくらいにして、僕個人の本音としては、それでもやっぱり勝って欲しい!短期決戦の中で、これまでになかったケミストリーが見たい!そして、昨年のプレイオフ敗退で悔しい思いをした選手たち……個人的には、橋本選手、長谷川選手、村上選手、そして山内選手があれから一年たったこのプレイオフでどの様なリベンジをコートで果たすのか、これらを胸に応援します!

 

準決勝

  • A千葉(2)ー 長崎(1)
  • 越谷 (2)ー 佐賀(1)

 予想が簡単だった準々決勝に対して、準決勝は自信がありません。強いて言えば、シーズン後半に増した勝負強さとチームの完成度から千葉を、選手層の厚さとセカンドチームやコーチ陣なども含めた総合力で越谷かな、と。

 

決勝

  • 越谷(2)ー A千葉(1)

 果たしてこのカードになるのかすら自信がありませんが、仮にこの組み合わせになった場合、チームとしてプレイオフの連戦&激戦を通しての伸びしろがより大きいと感じるのが越谷であること、そしてなによりも昨年宇都宮を率いてB1を制した安齋竜三氏がアドバイザーであることが決め手になるような気がします。

 

 3位は……佐賀かなぁ。