大澤 秋津 official blog

或る市民ランナーの内省録

開幕直前!2022-2023 B2順位予想

Welcome back to OUR PURPLE TOWN!

 

 今週末より開幕するBリーグ新シーズン!‟予習”に暇のない今日この頃ですが、僕個人が一番バランス良くまとまっていると思える‟予習教材”がようやく昨日発売されました!

 全体的には批判的なコメントは避けて各チームを前向きに紹介しているという印象なので、書かれていることを100%額面通り受け取らないようにするといいかもしれません(※3年前の初購入時に僕はだいぶ鵜呑みにしてしまったので)。

 あと、個人的な見解ですが掲載されている公認アナリストの分析は飽くまで参考程度に。もっと的確で鋭い分析記事はネットの海を漁ればたくさん見つかりますので、興味を持たれた方や観戦を考えている方にはそちらを強くお勧めします

 

 これまでの‟予習”と昨日の‟予習教材”を踏まえた上での今シーズン順位予想は以下の通り! 

 

 

東地区(全7チーム)

  1. 越谷(B1昇格)
  2. A千葉(B1昇格)
  3. 西宮
  4. 福島(WカードでPOに)
  5. 山形
  6. 青森
  7. 東京Z(B3降格)

 

西地区(全7チーム)

  1. 長崎
  2. 佐賀
  3. 熊本
  4. 香川(WカードでPOに)
  5. 愛媛
  6. 福岡
  7. 奈良(B3降格)

 

 東地区はベテランの主力メンバーがほぼ残留し、複数の若手の台頭も著しい越谷と、反則級の補強でB2昇格を果たした勢いのあるA千葉絶対的二強。昨シーズンB1を制した宇都宮を率いた名将安齋竜三監督がアドバイザーに、高いバスケIQを誇る元ボンズ神原選手がACに就任した越谷の方が、B2での経験値も含めて一歩リードかと。

 注目は昨シーズンまでボンズを率いた森山HCが就任した西宮外国人選手のスカウティングにも見事な手腕を発揮する彼が、新しい環境でどこまで自分のスタイルを遺憾なく表現できるかが見どころ(昨シーズンはなんだか牙を抜かれた闘犬のようなおとなしさに違和感があったので、以前のような熱いコートサイドでの姿をまた目にしたいです)。

 

 ......昨シーズンの大型補強確実なステップアップを遂げた福島ファイヤーボンズですが、今シーズンはけっこう課題が山積。

  • 堅実なボール運びのできるPGが不在。少しでもディフェンスのプレッシャーを強くかけられると、とたんにリズムを崩して打開できなくなる時間帯に突入(水野選手の移籍の影響は予想以上に大いものになる可能性も)。
  • 一長一短のPGが多すぎる一方、SFが実質不在というチーム編成上のバランスの悪さ。得点力もしくはフィジカルコンタクトに強い日本人選手が2名欲しかった。 
  • 新加入外国人2名の機動力不足。これを補うために昨シーズンのようにエリック・マーフィー選手ディフェンスで自己犠牲を強いられた場合、彼の得点力が活かされず、他に絶対的エースもいないため総合的な得点力不足に陥る可能性が。
  • 昨シーズンの後半からPOにかけて露呈した適応力&修正力不足と、POでスタッツを上げてくる選手以上に、下げてしまった選手が多いという勝負弱さ
  • チームとして何をやりたいのかが全く見えてこない。自分たちのストロングポイントをどういう形で発揮して他を圧倒したいのかという具体的な勝ち方をシーズン前半までに確立することが課題。

 注目選手は新加入のチョン・ギボム選手。現段階では全くの未知数ですが、仮に彼が日本に、福島に、チームにしっかりと適応し、汚名返上のモチベーションをコート内外で正しい方向で発揮できれば、188cmの長身ガードはチーム全体を向上させるファクターに成り得るかも。彼の活躍によっては3位と4位が入れ替わる可能性も考えられます。

 スポンサーなども増え、キャンペーンなど盛り上がりを見せるボンズですが、現段階では昨シーズンよりも総合的な戦力ダウンの感は否めません。2シーズン前の様なボール運びの段階からバタバタするようなことにだけはならないで欲しいところです。

 

 西地区の注目は昨シーズンB3を圧倒した長崎と、主力外国人選手が残留し円熟味を増しつつある佐賀。僕の予想では、B1昇格確定は越谷で、残り一枠はA千葉と長崎で散々迷いましたが、選手全体のB1&B2の経験値HCの指導実績を踏まえ前者とさせていただきました。

 主力外国人が一気に抜け、新チームとしての完成度をどこまで高めることができるかが課題熊本と、あまり補強の進まなかった香川昨シーズンPOの悔しさを糧に更なるステップアップを遂げられるのかも地味ながらバスケの醍醐味だと思います。

 

 ……昨シーズンのPO敗退のショックから未だ立ち直れていない状態ですが、試合を見て「やっぱり地元チームが這い上がるところを一緒に応援したい!」という気持ちが再び沸き起こることを願っています。