大澤 秋津 official blog

或る市民ランナーの内省録

単語の自主トレの進め方 その②

郡山校宇都宮校の生徒の皆様、こんにちは!

英語科大澤 秋津(出身校:ひまわり保育園)です。

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オリーブオイルとバターを使って約1時間かけて仕上げた飴色玉ねぎ(4個分)

 今回は単語帳&熟語帳のより具体的な攻略方法について述べていきたいと思います。キーワードは‟仕分け”。この作業を最初に行うか否かがとても重要です。

 

 前回言及したように、学校で渡された単語帳&熟語帳を最初のページから毎日何個ずつ or 何ページずつと一定量決めて進めるのは得策ではありません。単語帳も熟語帳もまずは最初から最後まで一度目を通ながら、知っているものには〇、少しわからない or 記憶が怪しいと思われるものには△、まったく知らなかったものには✕をつけて、これからの独習のための下準備を完了させよう。

 前回掲載した英検1級用の単語帳も、買ってきた当日と翌日で仕分け作業を完了させてから本格スタートしました。ちゃんと発音できて一番基本的な意味がすぐに浮かんでくれば〇、どこかで読んで知ってる気がする or 発音・アクセントが怪しい or 意味がうろ覚えは△です。「どこかで見たということはなんとなく覚えている」や「こんな単語この世に存在していたのか!」というレベルは迷うことなく✕です。流石に英検1級レベルとなると、最初の3分の1は(楽勝とまではいかなくても)〇が多くつきましたが、中盤以降の、特に形容詞・副詞の部分では稀に1つも〇がつけられないページもありました。(僕はこれらのページを呪われた不毛の大地と心の中で称し、安積疏水を引いたファン・ドールン氏の偉業を思い浮かべながら必死に開拓していきました。)

コルネリス・ファン・ドールン - Wikipedia

 ‟仕分け”が終わったら着手すべきは、△だった単語・熟語のあやふやな部分をしっかりと確認して〇にしてしまうことです。特に単語は、最初に①スペリング、②発音&アクセント、③一番基本的な意味、の3つをしっかりと関連付けて覚えることが重要!正しく発音できない単語は覚えられません。付随するアプリやCDなどの音源を活用していこう!

 類義語や対義語はこの3つがしっかりとつながってから確認していく方が効率的です。単語や熟語を覚える作業は、クラス替え直後の新学期と似ていて、まずは相手の顔と名前が一致して初めて趣味とか部活とかの付随する情報も入ってくるのです。

 仕分けが終わった単語帳や熟語帳は、いわばチェックリストです。ここでのキーワードは‟ランダムアクセス”。僕がよくやっているのは、食事の後や移動の隙間時間に適当なところで単語帳を開いて、まだ覚えていなかったり忘れてしまったものを書き出して、覚え直します。毎日50ページずつみたいなやり方だと、それ以上のペースで自分を追い込むことは絶対に出来ません1冊の単語帳や熟語帳を1つのチェックリストとしてとらえて、常に所謂ヌケやモレがないかどうかを確認していくやり方を身につけてみることをお勧めします。(僕もかつてはトイレやお風呂に単語帳を持ち込んでいた時期もありましたが、これはNGです。長く続く自宅学習の質を維持するのは極端なメリハリ。自分で自分のキャラを変えるくらいのノリで集中モードリラックスモードを切り替えていこう。)

 

 最後に今回紹介したい時事英語を2つ。まずはcovidiot。covidとidiotから成る造語です。

Urban Dictionary: Covidiot

 個人的には2番目の解説記事が面白いかな。要は「自分は罹らないし死なない」と何の根拠もなしに強がってみたり(……男性に多い気がする)、無知故「関係なくない?どうせ仕事休みだし」と海外や行楽地に出かけたり、トイレットペーパーを買い占めに走ったり、コロナビールを避けたりする人種です。

 

 そしてもう一つがinfodemic。informatinとpandemicから成る造語です。

infodemic - Wiktionary

 ネットやSNS、果てはTVで紹介される‟科学的な”情報を鵜呑みにする危険性は今後より強く自覚していきたいものです。僕は自衛のためにコロナに関する情報については出典やソース医師や学者の経歴や所属学会海外のニュースとの比較などを出来るだけ確認してから接するように心がけています。同時に、特にネットに掲載された情報を調べもしないですぐに正しいと思い込んじゃうタイプも警戒しています。

 

 この後、引き続き‟その③”の執筆に取りかかります。(遅筆でごめんなさい。慣れてきたとはいえ、生来無駄に拘りの強い性分故一つの記事を仕上げるのにかなり時間がかかってます。)

 それでは再開&再会の日まで、Stay strong!