大澤 秋津 official blog

或る市民ランナーの内省録

最終確認!共通テスト:リスニング第2問

リスニング第2問(2021.1.15)

  • 問8:事前に間違い探しクイズの要領でイラストの共通点と相違点を確認し、音声を聴きながらリアルタイムで消去法をかけていく。①→③の順に消去した後(big handleと取っ手のサイズに言及されている点に注意)、ストラップの有無から②を正解とする。
  • 問9第2問で間違えるパターンは、問の横に書かれた日本語の状況説明を、対話の最後の質問と混同してしまうケースが圧倒的に多い。最後の Question をしっかり聴き取ってから判断できるかがポイント。質問は " Which robot will the man most likely vote for ?" なので、会話の内容からある程度の推測が要求されていることを把握する。また、今回は質問から「誰がどのロボットに投票しようとしているのか」も問われていることに注意。男性の最後の発言 "That’s the best." から判断する。
  • 問10:一見混乱しがちな否定疑問文だが、返答が肯定的内容ならYes、否定的内容ならNoという鉄則で対処する。最初にゴミ袋が不要だとわかるので②と③を消去。次に代名詞 these(複数)が glaves を指していることを確認し、this(単数)が hat を指していることから①を選ぶ。対話においては代名詞化や言い換え、省略に注意すべきだが、代名詞が対応しているのは単数なのか複数なのかも意識しておく。
  • 問11:この問題に限ったことではないが、位置や場所の説明問題では前置詞が示す位置関係が、前置詞の持つイメージの理解と連動していることが望ましい(例:across=ある空間を十字に横断して)。また、対話が行われている場所を起点にして Down there や all the way が用いられていることにも注意。加えて、before / after には時系列だけでなく位置関係を示す用法もあるが、これに反応できない、もしくは反応が遅れる受験生が多いのも事実。さらに、場所を示す前置詞(群)の強調として、just だけでなく副詞の right もよく用いられるが( ex. right in front of the building / right next to the door )、これを「右」と混同しないように注意

 

リスニング第2問(2021.1.30)

  • 問8:Question の最後の ~ after the conversation ? がポイント。リスニングに限らず、会話や状況が進展する問題の場合、どの段階のことを問われているかを正確に把握する。
  • 問9:前述のように、Question の Where will they stay ? の未来表現から、これからのことを問われていることを確認。between = 個々のものに挟まれて → 動物園とモールの間、across = 十字を描いて横切る → 公園の前(地図上では上)の通り対して十字であることも意識する。
  • 問10:Question の ~ will the man most likely ~ から、会話内容からの推測が要求されていることを踏まえる。また、男性の最後の発言の don't の聴き取りについては、前回のブログ(リスニング第1問の can't )と同様、音声ではなく長さで認識する。
  • 問11TOEIC とは異なり共通テストは問題冊子にメモを入れても失格とならない以上、1回目の放送を聴く段階から積極的にメモを入れる。②に「おい」、③と②を線で結び「ふたご」④に「おば、とも」と書き入れておく。また、リスニングに限らず、位置関係や状況説明の問題では(恐らく出題者が難易度を少しだけ上げるために)途中で説明や対話に小さな修正を入れてくることも想定しておこう