大澤 秋津 official blog

或る市民ランナーの内省録

今季初観戦!福島ファイヤーボンズ、ホーム開幕第2戦

 こんにちは!にわかブースター(※Jリーグの‟サポーター”に対して、Bリーグでは‟ブースター”という名称が用いられます)の小生ではありますが、僭越ながら今日は宝来屋郡山総合体育館で行われた福島ファイヤーボンズのホーム開幕戦(第2戦)について完全素人視点でレポートしたく思います。

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マスコットキャラクターのボンズ君と

 僕のファイヤーボンズ初観戦は昨シーズンのコロナ禍のための中断直前にこの会場で行われた試合でした。今季は新加入のエリック・マーフィー選手とスコアラーとしての覚醒を期待したいシャヒード・デイビス選手がまだ合流できない状況の中、昨日10月3日のホーム開幕第1戦は青森ワッツに75-71で勝利!

 続く本日の第2戦。最大3点差まで詰め寄るものの、結局はwire to wire(※最初から最後まで逆転を許さないこと)で、77-87。勝つことはできませんでしたが、これからのチームの発展と飛躍を感じる試合内容でした。

 青森ワッツの211cmジョシュア・クロフォード選手と、210cmティーブン・ハート選手という長身且つフィジカルの強い両選手に対して、終始マッチアップしていた192cm武藤修平選手献身的な活躍が特に印象的でした。当然青森はこの20cm近い身長のミスマッチを突いてくるのですが、後半序盤にボンズインサイドの要であるチリジ・ネパウェ選手(208cm)が負傷退場した後は、常にどちらかの外国人選手のマークを孤軍奮闘の如く最後まで担当されていました。実際、彼以外にインサイドのフィジカルに対応できる選手がいなかったのですが、どんなに押し込まれようとも、いいポジションをとられたとしても腐らずに最後まで必死にディフェンスする姿に胸が熱くなりました。

 

 バック・コート陣は青森よりも層も厚く、どの選手がベンチから出てきても戦力が崩れることがなかった点が昨シーズンとの大きな違いだと感じました。また、昨シーズンの課題だったシュートセレクションが格段に改善されていて、当然オフェンスのリズムも良くなったと思います。ここに3シーズンぶりに福島に戻ってきた菅野翔太選手が噛み合い始めたら……期待は膨らむばかりです。

 

 戦術面のアジャストも見事でした。青森に傾きかけた流れを何度も断ち切った要所要所のフルコート・プレス。その繰り出されるタイミングは全て必然だったと思います。また、悪い流れのまま終わった前半を、後半第3クォーター開始からきっちり修正してくる点は、それこそ‟流石プロの仕事!”といったところです。ボンズは今季もゲームの立ち上がりに課題が残るものの、後半、特に第3クォーターに盛り返すケースが昨シーズンも多かったので、ハーフ・タイムのわずか20分の間に我々の見えないところでコーチ&スタッフ陣が相当な手腕を発揮されているのだと思います。

 

 勝てなかったのは残念ですが、そしてチリジ選手の負傷が心配ですが、今後のポテンシャルを強く感じた試合でした。何か大きな問題点があって負けた訳ではなく、少なくとも今日の青森ワッツの出来はかなり良かったと思います。シュート・パーセンテージが2Pも3Pもあれだけ高いと、内も外も同時に止めるのは難しい!

 

 ......次回観戦できるのはいつになるかわかりませんが、今度はCHICAGO BULLSの#91 Dennis Roddmanのレプリカ・ユニフォームではなく、パープルの何かを纏って応援したいな、そう感じた一日でした。