発見!神獣の集いし聖域の巻
はじめに一言。今回の記事のタイトルの‟聖域”が脳内で‟サンクチュアリ”と自動変換された方は、おそらく‟小宇宙”も反射的に光速で‟コスモ”と読まれるであろう立派な聖闘士(セイント)の資質をお持ちであるとお見受けします。
それでは本題。以前、もはや魔改造レベルにアレンジされた赤べこのフィギュアのガチャガチャを発見し、その中でも特に強烈だったケルベコスなる神獣を気合一発で引き当てた強運の持ち主である僕ですが……。
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先日、ちょっと遅いお昼をいただいていた郡山駅2階にある『もりっしゅ』のカウンター横に、まままままさかの光景が!
本物(?)の伝統的赤べこに両サイドを固められていたため、危うく見逃すところでした。
お店の方に写真撮影の許可をうかがったところ、速攻で快諾していただきました。やはり僕同様、夢にまで出てきそうなインパクトに魅入られてしまったそうで、御本人曰く「いい年して」フル・コンプリートを目指し、お財布を握りしめ何度も挑戦したそうです。その方もガチャガチャにチャレンジするのは数十年振りとのこと。他人事とは思えない親近感と同時に、全部揃え切ったブレない姿勢に敬意を感じました。
郡山駅2階にある『もりっしゅ』は、‟まるっとふくしま”をテーマに県内のメジャーな郷土料理や地酒が楽しめる、いわば福島県の食文化のアンテナショップ。
以前このブログで紹介させていただいた‟サンドイッチ・アーティスト”の方が、ご家族で福島に観光で来られる際、お勧めスポットの一つとして推薦させていただきました。
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数あるメニューの中でも、一番のお勧めはソースかつ丼。衣はとても薄く、それでいて最後までカリッとした食感。甘辛系のソースは口の中で広がる豚肉の旨さとご飯の風味に完璧にマッチする絶妙の塩梅。なによりも豚肉そのものが美味しく且つほんのり甘く、肉汁まで堪能できる一品です!
このお店で食べるまでは、どちらかと言えば煮込みかつ丼派の僕は、一般的なソースかつ丼の酸味のある濃いソースと厚い衣の組み合わせがあまり得意ではなかったのですが、その価値観にコペルニクス的転回をもたらした逸品です!
…...2016年度の千葉大学の前期に出題された、夢についての概論的英文の予習をしていた時のある夜、夢に大学時代の同級生が現れ、突如何の脈絡もなしに「最近とんかつしか口にしていない」という謎のメッセージを告げられた僕は、それから3日間、実際にとんかつの類を食べることで必死にその真意を探ろうとしました。でも、摂取するカロリーの大きさに反して天啓や啓示を得られる予感は皆無であり、もりっしゅのソースかつ丼をもってしても深淵なる闇の底に眠る答えには未だに辿りつけていません。